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<土蔵に学んだ家>

メーカーや工務店などで、いろいろな工法を掲げて建物を設計していると思いますが、彰建舎では、土蔵に学んだ家造りをしています。

土蔵はきちんと手を入れていれば、100年〜200年くらいは平気という、日本の気候風土に合った造りをしている伝統的な建物です。
現存していて、家財道具などを雨風から守ってくれている という事実が、何よりの証拠なのではないでしょうか。

土蔵の中に入ったことのある人はご存知かも知れませんが、夏は涼しく冬は以外と暖かいのが土蔵の特徴なのです。

 

現代の実生活には、ちょっと合わない部分だけを現代風にアレンジしたのが、

「土蔵に学んだ家」です。

土壁ではないですし、外観や内観からは想像する事が難しいのですが、工法的には元来の土蔵造りと殆んど変わらない造りをしています。

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<土蔵はどうして夏涼しいのか・・?>

朝5:30くらいから夕方6:30くらいの13時間が、一番暑い時期の平均的な日照時間です。
もし、この時間が30時間くらいあったとしたら、たとえ土蔵とはいえ中は暑くなってしまいます。
建物が昼間に吸収した熱を、夕方から夜の間に放熱しているという状況が、毎日繰り返されているから、建物全体が涼しくいられるのです。

朝までには、放熱が完了している状態が理想です。
つまり、断熱しているという事は、熱の伝わりを単に遅くしているという現象に過ぎず、断熱=熱を遮断しているという意味合いは、正確な表現とは言えないと私は考えてます。

このことから、必要以上に壁厚を多く設計すると、建物全体での蓄熱量が増し、真夜中に熱の放熱が始まり、朝までに放熱が完了せず次の日の昼間が暑くなってしまうのです。

昼夜を問わず窓(開口部の扉)を空けておき、風を入れて冷やしておくことがポイントとなります。

このことを踏まえ、昼間にしっかりとお日様の光をブロックできるように、大きめな屋根を用意しいったんそこで熱を受け、この屋根の部分の下側に空気を流し冷却している状態を作ります。
そして、壁厚も厚過ぎず薄過ぎないの絶妙な壁厚を要し、どこにでもある土で壁を造ってあるのが、まさに日本古来の土蔵であり快適さの秘訣なのです。

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<土蔵が冬に以外と暖かいのはなぜ・・?>

冬はお日様の角度が低いので、夏より壁面で受ける熱量は増します。
これと、屋根面の温度は冬の間でも日中に最高80℃くらいまで上昇していますので、この時の輻射熱が蓄熱性のある土壁に吸収され、暖かさを維持できるという訳です。

夏との違いは、開口部を閉ざしておく必要があるというところです。建物内部の空気の動きを止め、せん熱が奪われてしまう状況を作らないようにするところです。
これにより、夜の間に放熱の現象が起こったとしても、内部はある程度の熱が保たれるという訳なのです。
日本の四季による温度の変化には、最適な状態でいられるように設計されていたのです。
驚くべき技が土蔵には与えられているのです。

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<ジメジメの時期に湿度が保てる訳・・

日本の気候で特有な梅雨の時期が、最も湿度の上昇する時です。
しかし、せいぜい続いても1ヶ月にも及びません、時期が過ぎれば湿度も回復します。
この様な条件では、壁を土にして、湿気を一旦建物に吸収させてしまいます。
これにより、中に収めてあるものがカビるということは起こらないのです。

現実にはこの程度の湿度上昇であれば、仮に梅雨が2ヶ月くらい続いたとしても、建物への実害は無いに等しいので心配はいりません。
幸いにも日本の場合、梅雨の後は温度の高い夏の時期ですから、放っておいても自然に乾いてしまい、壁内部の木材が影響を受けることは無いのです。
土蔵ってすごいですね・・・

これを現代版で再現したものが、彰建舎の土蔵に学んだ家です。
具体的な工法はナイショですが、私の設計した建物にはこの工法を採用してます。

世間には難解で複雑な工法もありますが、私の考えでは結果にポイントをおいてます。
高価な器械装置を使わないで、夏涼しく、冬暖かければそれでOKというものです。
理屈では無く、私の設計で建てた家はきちんとした結果が出ているので、それでオーケーと言う訳なのです・・・


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<自然住宅へのこだわり

元々、趣味感覚で始めた建築ではあったのですが、子供が自閉症だと分かったことをきっかけに、住環境に強い関心を持つ様になり、今では、こだわりの住宅を専門に扱うようになりました。

設計と施工の両方を手掛けるようになった理由は、どの工務店や建設会社をみても、お客様の為になる様な、工事をしているところが無かったので、自分で始めることを決めたのでした。

私の中では、ごくごく当たり前の事が、他の工務店ではなされていなかったので、しょうがなく始めたというのが本音です。

自分の家だったらこうしてほしい、という感覚で仕事を進めていくことは、本当のところ生産ベースからは、外れてしまっていたのかも分かりません。

それが証拠に、私の事務所はビンボーです。会社という存在に、一切蓄えをしてませし、その必要もないと思っております。

無駄な経費を使うのなら、現場の職人さんに、お茶菓子を買った方がいいですし、棚の1つもサービスできる方が、価値あると考えているからです。

当たり前のことを、普通にやってくれる、施工会社があったら、施工は依頼し、私自身は設計に専念できたらいいなあ〜と思う時もあります・・・

一軒一件を丁寧に、最初から最後まで、マンツーマンで接しており、本当の価値や違いを、しっかりと理解したお客様の、営業が中心となってます。

お客様の立場で物事を考え、お客様の側に立って仕事をしているので、自然とこだわりのお客様が多くなり、最高のものを最高のかたちで、提案させていただくことだけに、喜びを感じるようになりました。

流行すたりや、とって付けたようなデザインに、翻弄されることなく、30年、40年という時間を、超えることのできる建物だけを、常に提案しています。

今、という感覚だけて物事を考えたり、今だけのデザインが、本当にたくさんあるので、ずっと先の未来の自分が、本当にこれが好きでいられるのか?

この事を常に、頭の中に置いておく、必要があると私は考えてます。

自分が年齢を重ねていった時、ますます好きになれる建物を提案するのが、彰建舎の役割だと思っております。 斬新な建物を扱っているところは、たくさんありますから・・

 

 

 

 

 

 

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